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栃木県の業種別の薬剤師数 栃木県の薬剤師数は3,826人、人口10万人に対する薬剤師数は193.2人と全国平均の226人よりも32.8人少なく 、薬剤師がやや不足している状況といえます。

栃木県は歴史ある地場の薬局が多いですが、大手調剤チェーン店もバランスよく展開しています。
栃木県内には病院108件あり、1,000以上の病床数を有する大規模な病院から中小規模の病院、診療所、クリニックまで医療機関が充実しています。
その他、薬局860件、診療所1,439件があり、それぞれの職場で働く薬剤師数は病院勤務が673人、薬局勤務が2,228人、診療所勤務が100人。栃木県で働く薬剤師3,826人のうち、58.2 ％が薬局に、17.6 ％が病院、2.6 ％が診療所となっており、薬剤師の6割弱が薬局に勤務しています。

栃木県における薬剤師の平均年収額は、平成29年時点全国平均の515万円よりも11.1万円高い約526万円で全国第20位です。特に真岡市・佐野市・栃木市については比較的高年収・高時給が交渉しやすいのが特長です。時期やタイミングによっては年収750万円の求人も出ることもあり、給与重視の方は就業エリアもひとつのポイントとなるのではないでしょうか。 ただ、社内や店舗間で異動を行うなど、社内でのやり取りが活発のため栃木県全体で派遣に関してはほぼ充足傾向にあります。調剤薬局のほか、病院でも募集はありますが年収はあまり見込めません。
また、栃木県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は44.8歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや低くなっています。

栃木県には薬科大が1校ありますが、卒業後は東京方面で就職する方が多く薬剤師が充足傾向にあるとは言い難いエリアです。 主要都市の「宇都宮市」では求人も多く、希望に合った就業先を見つけやすいのではないのでしょうか。ただし、宇都宮市一つとっても大変広く、車通勤は必須といえます。またご家族の転勤に伴い転居される方も多く、パート希望の方も多くいらっしゃいます。エリアによっては人手不足の企業もあり、扶養内や未経験・ブランクのある方でも相談しやすいのが特徴のひとつでもあります。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」、「平成26年 埼玉県保健統計年報」